カミサマノクボ
撮影日:2009年1月3日
撮影データ:NikonD700+12-24mm F4.5-5.6 EX DG/HSM(焦点距離12mm)
ISO200 F11.0 露出補正 -1/3 1/500sec 三脚使用
正月気分は元旦だけ。二日の早朝、花山歩道から鹿之沢小屋を目指した。観光協会のHPによると、稜線で1mにもなる雪があるという。ランド線は通行止めのようだし。このコースを選んだ。
午前6:50スタート。入山してしばらくすると林床に雪が現れたが、それほどたいしたこともなく、13:15には鹿之沢小屋へ到着。煮炊きを終わらせて、すぐに永田岳を目指す。僕は15:00過ぎには天候が回復していると読んでいたのだ。しかし、空振り。吹雪の中17:00まで粘るが天気は回復せず。しかたなく小屋まで下る。
翌朝、先に小屋の外へ出た同宿者に天気を尋ねると「星が見えている」という。ゆっくり準備して8:00過ぎにローソク岩展望台へ到着。時間の読みは昨年経験済み。一気に気温が上がったので、ローソク岩についた雪は11:00前後までしか持たないだろうと予想し、ギリギリまでそこに張り付く。果たして読みどおり。11:30には既に写真にならなくなった。使えそうなカットは抑えたのだが、今回は公開しない。このカットはいずれ出す写真集に使う予定なので、それまでおあずけになります。すみません。
その後、永田のピークまで登り、神様のクボなど撮影。今回は狙いをローソク岩に絞ったので、永田ピーク近辺は雪がずいぶん落ちてしまっていた。遠く見渡すと、開門岳、大隅半島などが遠望できた。宮之浦岳方面、ピストンした同宿者によると、雪はけっこう深かったとのこと。
夕方小屋へ戻りもう一泊。ラジオが故障して、長い夜をもてあました。翌朝6:45発、11:45登山口着。家に帰り着き、装備をバラして、洗濯を終え、ビールを飲みながら、この記事を書いている。今年初の山行は永田岳からはじまった。屋久島で僕が一番好きな山。幸先良い。