GP-1+MC-DC2
Nikon D700に使用するリモートコードは本体前面にある10ピンターミナルに接続する。しかし、GPSユニットであるGP-1もこの10ピンターミナルを使用するため、GP-1使用時には、リモートコードとして、D90用のMC-DC2をGP-1のアクセサリーターミナルに接続して使用する。
実際に繋げてみたのだが、GP-1
をカメラストラップに固定し、そこにMC-DC2
を繋ぐと、ケーブルが長すぎて収まりが悪い。また、GP-1のアクセサリーターミナルは抜き差しが容易とはいえない。そこで、MC-DC2のケーブルを短くして、ストラップサイドに常にぶらさげておくことにした。
ここでは、MC-DC2のケーブルを短くする過程を簡単に解説する。なお、機材改造のお約束だが、この記事を参考にしていかなる不利益が発生しても、そのことに対して僕は責任を負わない。改造を実施する場合は、各自の責任においておこなってください。
1)MC-DC2はこのままだとケーブルが長すぎる。
2)スイッチ筐体背面からプラスのネジ2本を外し、筐体をあける。筐体中央部にツメが掛かっているので、折らないように注意する。
3)板状のスイッチ部品は3枚とも同じもの。それぞれプラスネジで固定されているので順番に外す。外し終わったら半田をはがす。
4)フェライトコアの位置を変更し、ケーブルを好みの長さにして筐体内へ引き回し、ニッパーでカットする。
5)ケーブルの皮膜を外し、皮膜直下のグラウンド線をよって一本のケーブルに束ねる。赤の線は使用しないので、根元からカットしておく。
6)黒線と、グラウンドの束ねたより線を、絶縁チューブで一本にまとめる。絶縁チューブは熱で収縮するものを使うのだが、あまり径の太いものを選ぶと、筐体内で引き回しが困難になるので、なるべく径の細いものを選ぶ。
7)板状のスイッチ部品にケーブルを半田付けし、バラした時と逆の手順で組み上げる。
8)筐体をネジ2本で閉じて完成です。