森の奥に流れる滝
小さな沢筋を上り詰めるとそこには何段かの滝が流れ落ちていた。巻いて超えてゆくことも考えたが、撮影が目的の僕は正面直下まで迫ってカメラを構えることにした。
写し取った写真で振り返るとそれほど大きな規模には見えないが、こんな滝でも直下まで迫ると流れ落ちる水音は威圧感を与える。
雨の降りは大したことがないはずだが、万一のときは直ぐに撤収でる体制を整え撮影に臨む。
こうした撮影で一番大変なのはやはり不安定な場所に正確に三脚を据えることだ。そのポジションさえとれれば撮影は8割完了したも同然。
カメラそのものもさることながら、風景写真にとって重要な道具は三脚だと個人的には考えている。