サキシマフヨウ
屋久島の秋を代表する花のひとつであるサキシマフヨウが満開だ。
あおい科の落葉高木で、朝咲いて夕方にはしぼむ1日花なので、毎日次々と新しい花が開いてはしぼんでいる。和名は先島諸島に由来するとされ、主として鹿児島の離島から琉球にかけて分布するとされてきたが、最近の研究では台湾を含む南西諸島全体に分布することが報告されている。
個人的にはこの花を見ると、屋久島へ移り住んだとき一番最初に仲良くなった友人の結婚式を思い出す。仲間が集まってつくった手作りの結婚式だった。花嫁は友人が仕立てたドレスを着て、サキシマフヨウを髪に飾った。その写真を僕が撮った。懐かしい思い出だ。