合体木
杉の語源には諸説あるが、「すぐ(直)木」がなまって「杉(すぎ)」になったとする説が個人的にはしっくりくるように思っている。
戦後の拡大造林で多くの杉が植えられたのは、杉が真っ直ぐに育ち成長が早いことから用材として有用であったからだと言われています。
そんな杉は時として隣接して生えた場合、成長と共に隣の木と合体することがあります。屋久島の森を歩くとこの合体した杉を普通に見かけます(長野県の諏訪大社の境内でも同じように合体した杉を見たことがありますので、これは屋久島だけの現象ではないようですが)。
胸周周囲が16.4mもある縄文杉もこれと同じように合体木であるという説がありますが、こうして合体した杉を普通に多数みかけていると、もしかしたら、そうなのかも?という気がしてきます。