ウミガメ
撮影日:2010年8月15日
撮影データ:NikonD700+APO 150-500mm F5-6.3 DG OS HSM(焦点距離350mm)
ISO1600 F6.0 1/1000sec 露出補正-0.5 三脚使用
お盆期間中、どこへ行っても人でいっぱい。誰も来ない海岸へいって一人でウミガメを待つ。最近分かって来たのだが、ウミガメを呼ぶには一つ方法がある。今日もその方法を試すと、インドのコブラよろしくウミガメが海岸傍に近寄ってきた。
ホントゥ?
お疑いなら一度一緒に海岸へ行ってみましょうか?真夏のそこは、脳天が焦げ付きそうな灼熱地獄ですけれど(笑
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撮影日:2010年7月21日
撮影データ:NikonD700+APO 150-500mm F5-6.3 DG OS HSM(焦点距離500mm)
ISO1100 F6.3 1/200sec 露出補正-0.5 三脚使用(トリミング)
昨年も梅雨明けして直ぐにウミガメの撮影に行っている。海を泳ぐウミガメを撮影するためには青い空が必要なのだ。なぜなら曇り空だと海面がその色を白く映して画面全体がぼやけてしまう。PLフィルタを使って表面反射を除去しても、波は複雑な多面になっていて、その乱反射を取りきることは不可能だ。青空を映した海面に浮かぶウミガメはコントラスト高く鮮やかに写る。だからこの撮影には青空が絶対に必要なのだ。
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撮影日:2009年7月13日
撮影データ:NikonD700+APO 150-500mm F5-6.3 DG OS HSM(焦点距離500mm)
ISO1100 F6.3 1/500sec 露出補正-0.5 三脚使用(トリミング)
屋久島梅雨明け、蒼い海が戻って来た。波間に浮かぶウミガメがそのコントラストを際立たせる季節です。
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撮影日:2007年8月4日
撮影データ:CanonEOS20D+EF100-400mmF4.5-5.6L IS USM(焦点距離400mm)
ISO400 F5.6 1/200sec 露出補正-1/3 PLフィルタ使用 手持ち撮影(トリミング75%)
台風通過後、海が凪いだので、海岸までウミガメの撮影に行ってきた。ウミガメが良く姿を現すポイントというのが幾つかあるのだが、いつそこへ行っても見られる訳ではない。頻繁に姿を現す何か条件があるはずなのだが、いまのところ、それがどういう条件なのか?良くは分からない。ただ、海が荒れた後凪が来た時に、比較的良く姿を現すのではないか?というのが僕の今までの観察による一つの仮説だ。一方、写真に撮るのなら、海が凪いでいるときでないとうまく写せないので、勢い凪の日に出かけるから、単にそう思うだけなのかもしれないが。
この日もウミガメは良く姿を現した。しかし、姿を現すポイントが岸から離れていて、写真に撮るのには条件が良くなかった。それでも炎天下の中、4時間ほど粘ってみたのだが、もう諦めて帰ろうと思ったまさにその時、岸辺近くに一頭のウミガメが浮上して来た。いつも見ている個体より一回り小さい。まだ子供のようだ。体が軽いので、甲羅のほとんどが海上にぽっかり浮き上がった。こうして見ると、ウミガメというのは本当に赤い色をしている。青い海との対比で、余計にそう感じた。
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撮影日:2007年6月11日
撮影データ:CanonEOS20D+EF100-400mmF4.5-5.6L IS USM(焦点距離200mm)
ISO800 F5.6 1/320sec PLフィルタ使用 手持ち撮影
泳いでいるウミガメの姿を写真に撮りたいと思っていた。昨年の夏はそれにシーカヤックからトライしてみたのだが撮影することはできなかった。
移住して来て直ぐに知り合った研究者のK氏にその話をすると「カメなら海岸から見ることができますよ」と言う。半信半疑でK氏について海岸へ行くと確かにその日、カメが海岸に姿を現した。
僕は喜び勇んで翌日カメラを持って海岸に向かった。しかしカメはなかなか姿を見せてくれなかったし、1度だけ姿を見せたのだが、それを写真に撮るのは至難の業と思われた。僕は途方に暮れてその日は家に帰った。そしてそれから暫く、海岸に通う日々が続いた。
ある日の午後、いつものように海岸のポイントにカメラを構えて腰を下ろしていると、一頭のウミガメが呼吸の為に浮上して来るのが見えた。僕はレンズを向けたが、それより早くカメは海の中に沈んでしまった。
しかしこの日、僕にはカメの写真が撮れる予感があった。何故だか分からないけど「今日は条件がいいそ」と思えたのだ。思ったとおり、その日はカメが何度も海上に姿を現した。僕はあるポイントに狙いを定め、カメラのレンズを向けてそのまま待った。するとその思った場所にカメが浮上して来た。まさに思い描いたとおりの方向から。僕は夢中でシャッターを切った。