ズアカアオバト
撮影日:2009年9月4日
撮影データ:NikonD700+APO 150-500mm F5-6.3 DG OS HSM(焦点距離500mm)
ISO1100 F6.3 1/1000sec 露出補正-0.5 手持ち撮影
ズアカアオバト(頭赤緑鳩/ハト目/ハト科)雌雄ほぼ同色。全身がほぼ緑色。普通のアオバトより少し大きく全体的にオリーブ色が濃い。屋久島に生息するものは亜種のリュウキュウズアカアオバトで、ズアカと言っても頭は赤くない。頭が赤いものは台湾やフィリピンで見られる。繁殖期に尺八を吹いたような「ポー、ポー、ポポー、ポウーー、ポウーー」という独特の鳴き声で鳴く。別名シャクハチドリ。
僕が最初にこの鳥の鳴き声を聞いたのは島に移住して間もない7月の益救参道だった。人のいるはずの無い耳崩の方から聞いたことの無い笛の音色が聞こえてきた。「こんな山深い場所で誰が笛を吹いているのか?山伏でもいるのか?」とずいぶん訝ったことを覚えている。山から降りてその事をある島人に話すとその人は嬉しそうな顔をしながら「出ましたね!」とニコニコしながら僕の顔を覗き込んだ。そうしてひとしきり悪戯っぽく笑った後にそれがズアカアオバトの鳴き声だと教えてくれた。
————————————————————————-
撮影日:2006年11月28日
撮影データ:CanonEOS20D+EF100-400mmF4.5-5.6L IS USM(焦点距離390mm)
ISO800 F5.6 1/160sec 露出補正-1.0 手持ち撮影
参考
日本の野鳥 (山渓ハンディ図鑑) P383
声が聞こえる!野鳥図鑑 P138
フィールドガイド 屋久島の野鳥 P56
屋久島の野鳥カイド P25