2009 CALENDAR PALTEK
株式会社PALTEK さまの2009年度版カレンダーに写真を採用いただきました。
1月「新年の宮之浦岳」年末から猛烈に吹き荒れた吹雪がぴたりと止み、真っ白に雪化粧した宮之浦岳が新年の太陽を背負って姿を現した。
2月「冬毛のヤクシカ親子」モコモコとした冬毛のヤクシカ親子。陽だまりの中に寄り添うように立ち、じっとこちらの様子を伺っていた。
3月「レンゲの花咲く」耕地に緑肥作物として植えられたレンゲが満開。もう間もなく田おこしが始まる。南国、屋久島の春は早い。
4月「もののけ姫の森に佇むヤクシカ」白谷雲水峡を深く分け入った先にある「もののけ姫の森」。まるで映画のように、一頭のヤクシカがそこに佇んでいた。
5月「ヤクシマシャクナゲと二十夜の月」ヤクシマシャクナゲは、濃いピンクの花芽が開くに従って白へと変化する屋久島の固有亜種。背景には二十夜の月。
6月「乱谷のサツキ」梅雨前線の北上に伴って大雨となったこの日の屋久島。増水した乱谷の中洲に、サツキの花が必死にしがみついていた。
7月「アオウミガメのジェーン」朝焼けの砂浜を帰海してゆくのはジェーンの愛称で呼ばれるアオウミガメ。30年ほど前から屋久島へ産卵に訪れている。
8月「ウィルソン株のハート」屋久島最大の切り株と言われるウィルソン株。空洞になった内部から空を見上げると、そこにハートが現れる。
9月「小さな滝のある風景」深い森の中で人知れず流れ落ちる小滝。正面の低いアングルから見上げるように撮影すると、ほど良いスケール感が出た。
10月「東シナ海に沈む満月」午前3時、東シナ海へ沈みゆく満月を永田岳(1886m)の頂から見送る。月を映した海面が金色に輝いていた。
11月「うねるヤマグルマ」苔に被われたヤマグルマが複雑にうねって絡み合う。その姿は何か得体の知れない巨大な動物を僕に連想させた。
12月「夕日に染まるローソク岩」屋久島の第二峰、永田岳(1886m)の南西斜面にあるローソク岩。雪をまとったこの奇岩が、夕日に染まりオレンジ色に燃えた。
1月「紀元杉」安房林道沿いの1,230m地点に悠然と立つ紀元杉。樹高19.5m、胸高周囲8.1m、推定樹齢3,000年。