イシガケチョウ
撮影日:2008年6月23日
撮影データ:CanonEOS40D+EF100-400mmF4.5-5.6L IS USM(焦点距離400mm)
ISO800 F11.0 1/250sec 手持ち撮影(7974)
イシガケチョウ(石崖蝶/タテハチョウ科)本州(近畿、中国地方以南)四国、九州、沖縄に分布。名前の由来は成虫の翅の模様が石崖(石垣)に似ていることから。翅を拡げ、張り付くように留まる習性がある。成虫のまま越冬し、春に、幼虫の食草であるイヌビワ、イチジク、ガジュマル、アコウなどに産卵する。6月ころ、その年の新鮮な成虫が飛び始める。
蛇の口滝ハイキングコース、滝の手前の渡渉点、中洲の大岩にイシガケチョウとヤクシマルリシジミが集まって留まっていた。望遠ズームを持って近づき撮影した。
(2008年6月29日更新)
撮影日:2008年5月4日
撮影データ:CanonEOS40D+EF100-400mmF4.5-5.6L IS USM(焦点距離400mm)
ISO400 F5.6 1/2000sec 手持ち撮影(5841)
安房のAコープで買い物していると、友人K氏に声を掛けられる。彼は突然「船行川の河口へ行ったことがあるか?」と僕に尋ねる。僕が「ない」と答えると、一緒に行こうと言う。頷いて、僕は彼の車の後を追った。夏場の暑い時、涼みに来るのによさそうな場所だ。マニアを自称して憚らない彼は、川面を覗き込んでは河床で素早く動く小さな魚影を指差し、「あれは何々だ」と次々説明してくれる。残念ながら僕の頭にその名称は入っていかないが、彼の自然に対する知識の深さに感嘆した。
そんな我々の頭上を一匹の蝶がヒラヒラと横切って対岸の畔に着陸した。K氏はすかさず「イシガケチョウだ!」と同定してくれた。なるほど「あれがイシガケチョウか」と僕は図鑑でしか見たことのなかったその実物を目の当たりにして、納得していた。
(2008年5月8日更新)
参考
屋久島の昆虫カイド P22