08)太鼓岩
撮影日:2006年7月16日
撮影データ:CanonEOS20D+EF-S10-22mmF3.5-4.5USM(焦点距離12mm)
ISO100 F8.0 1/15sec 露出補正-2.0 アングルファインダー・三脚使用
出力データ: EPSON PX-5500 PICTORICO HI-GLOSS(A3ノビ)
白谷雲水峡から入る観光登山者が最終的な目的地とする場所。天気がいいと九州最高峰である宮之浦岳(1936m)をはじめ、奥岳と呼ばれる屋久島の屋根を見ることができる。辻峠を越えて荒川登山口から来るトロッコ軌道に合流し、縄文杉やその先にある宮之浦岳を目指す登山者もいる。
太鼓岩から朝日に照らされた奥岳を撮ろうと、未だ夜の明けきらぬ午前4時に白谷小屋を出発した僕は、ヘッドランプの糸のように細い光を頼りに闇の登山道を歩いた。屋久島の登山道は雨が多いせいか踏み跡がはっきりせず、都度ピンクテープを確認しながらの歩行なので、太鼓岩にたどり着くのに、いつもの倍の時間が掛かった。僕が到着すると同時に東の方から朝日が奥岳を染め始めた。僕は急いでカメラをセットし、夢中でシャッターを切った。
縄文杉がどこにあるかというと、画像右上の赤い印の場所になる。太鼓岩から確認すると、結構標高もあるし、山深い森の中だということが分かる。