ヤクシカ(白谷雲水峡)
撮影日:2006年7月16日
撮影データ:CanonEOS20D+EF-S17-85mmF4.5-5.6 IS USM(焦点距離85mm)
ISO400 F5.6 1/250sec 露出補正-0.7 手持ち撮影
ヤクシカは屋久島と、そのとなりの口永良部島だけに生息するニホンジカの亜種で、日本のシカのなかでは最も小型。
昔は人里で見かけることはなかったというが、最近は島のいたるところで見かけるようになった。ガイドによれば、白谷雲水峡には6頭のヤクシカが住み着いているという。写真の固体はそのうちの一頭だと思われる。
最近日本各地で増えすぎたシカによる食害が深刻になっており、屋久島も例外ではないとされ、「世界遺産をシカが喰う」という刺激的なタイトルの書籍が出版されるなど、この問題に関する議論が活発だ。
昨年僕は、奈良県の大台ケ原へ行ってきたが、確かにその惨劇を目の当たりにすると「屋久島でも早期の手当てを」と、心配する研究者の気持ちが分からなくもない。