高塚小屋
撮影を終えた僕は高塚小屋に戻って夕食の準備を始めた。
ザックの荷物スペースの大半を撮影機材に割いたため、他の部分を犠牲にしている。そのため食料は、アルファー米をやめて、生米を2合づつ小分けにして持ってきた(洗わなくていいように無洗米です)。それをコッヘルで炊いて、翌日の行動食用に握り飯を握り、レトルトのカレーを温めて夕食にした。
高塚小屋内部
日曜日ということもあり、高塚小屋に泊まるのは僕一人だろうか?と思いながら食事の準備をしていると、福岡から来たという4人パーティーが小屋に到着した。広告の仕事で来たというそのパーティーは、縄文杉の撮影が目的だという、カメラマン、ディレクター、デザイナーなどのチームだった。
お陰で淋しい夜を過ごすこともなく、お酒を酌み交わしながら小屋泊まりを楽しむことができた。
ところで、先回来たときはこの上の新高塚小屋に泊まったのだが、非常に寒くてなかなか寝られなかったという思い出がある。そこで、今回はオールシーズンの羽毛シュラフを準備してきた。マットもエアータイプを準備した。お陰で今回はとても快適に寝ることができた。7、8月の屋久島は経験が無いのですが、6月、9月は結構冷えるので、快適に寝るためには、それなりの装備が必要というのが僕の感想です。