出発
2005年6月3日午前8時、万端というわけにはいかなかったが、何とか旅の準備を整えた僕は屋久島へ向けて旅立つ。
先回もそうだったが、移動には自家用車を使った。出発地は長野県松本市。高速道路をひた走り、先ず目指したのは鹿児島県。
松本ICから長野道、中央高速小牧JCを経て名神へ入り滋賀県大津まで一気に走る。ここで1回目のガスチャージ。時刻は11時41分。ここまでの走行距離335km。京都までは良く来るので、この辺りは見慣れた景色。
その後大阪を過ぎ中国道へ入る。ここから広島あたりまでは我慢の運転が続く。広島県の帝釈峡SAで2度目のガスチャージ。時刻は15時04分。ここまでの走行距離634km。
一度山陽道に出て広島県の宮島SAに立ち寄る。時刻は16時27分。ここまでの走行距離762km。SAの食堂で遅めの昼食をとり、少し長く休憩をする。SAの展望所からは厳島の赤鳥居が見えた。
宮島SAに居たノラ猫。暑いそうでベタっと寝そべっていた。
再度中国道へ戻って下関に向かう。日暮れ前に九州に入りたいと思っていたが、どうやら間に合いそうだ。
山の中から飛び出すように関門海峡に差し掛かる。時刻は19時06分。1年で一番日の長い時期なので、あたりはまだ明るい。関門橋の下に沢山の貨物船が航跡を引いて進む姿が見える。巌流島はどれだろうと探してみたが、分からなかった。
関門橋
九州道に入り熊本県の宮原SAでガスチャージをし、遅い夕食を摂る。時刻は21時44分。ここまでの走行距離1170km。熊本のあたりを走ったのはこれで3回目だが、いつも夜だな、と思う。
宮崎県に入り えびのJCを分けて鹿児島方面に向かう。
23時25分、鹿児島県の溝辺PAに車を止めて今夜はここで車中泊をすることにした。
本日の総走行距離1267km。所要時間、休憩を含めて15時間25分。長い旅の初日が終わった。