大杵社の大杉(大分県)
樹齢約1000年/樹高38m/幹周10.9m
ILCE-7RM4+SELP1635G
神武東征の際に船路を案内した椎根津彦命を祭る大杵社の境内に悠然と立つ杉の大木。幹裏に三畳ほどの空があり神像が安置されている(大分県 大杵社)。
大杵社の大杉(大分県)
柞原八幡宮の撮影を終えて大杵社への移動では車載ナビを駆使して目的地を探した。順調に周辺までたどり着いたが最後に神社の駐車場が見つからない。
神社というものは大概車を止める駐車場があるものだが、入り口と思しき看板の先には人がやっと通れる細い道しか見えない。何度か入り口を行き過ぎながら少し離れた場所に駐車スペースをみつけ、そこに車を止めて徒歩で神社の境内を目指した。
行ってみてなんのことはない、車の入り口は思っていた方向とは違うずっと西にあることがわかったのだが、それは後の祭り。鳥居の傍にある駐車場を横目でうらめしく見ながら参道を通って境内に入ると目指す大杉が見えてきた。
屋久島の花山で良く見かけるような、神々しく杉らしい杉の古木だと思った。三脚にカメラをセットすると待ち構えていたように左側から柔らかくディフューズされた朝日が差し込んできて、樹の陰影が立体的にまるく描き出され、その樹皮にはほんのりと暖色が足された。
あと5分到着が遅れていたら、この写真は撮れなかった。