天を突く雲
DC-G9を一度稜線でテストしてみたいと思っていたので、時間をみつけて永田岳まで行ってきた。イメージとしては東シナ海に沈む夕日を狙いたかったのだが、海上に熱帯低気圧があり、そこへ向かって吹き込んでいた湿った風が大きな雲となり、ピンポイントで夕景の時間に稜線の上に流れてきてしまった。
撮影ポイントまで7時間ほどかけて行き着いたのだが、どんなに努力しても撮らせて貰えないときは撮らせてもらえない。結局のところ写真は写ってなければその結果はゼロだ。その一枚の裏には膨大な努力があるのだが、撮れていなければ、誰もその時間を評価などしない。