千尋の滝
台風10号が屋久島の東方沖を掠めた15日の午後に島内南部の滝を巡った。
千尋の滝は屋久島中央部を流れる鯛ノ川の途上にある落差60メートルの滝。モッチョム岳(940m)東側の斜面に広がる巨大な一枚の花崗岩に面しており、その大きさが千尋、すなわち千人の人間が手を広げたくらいというところからこの名前がある。台風など強い雨が降るときは、この一枚岩に白い筋を引いて無数の小滝が現れる。
滝を見る展望台まで駐車場からすぐの場所にあり雨の日でもアクセスは容易だ。ただしあまりひどい雨の日はガスに煙って滝そのものが見えなくなってしまうこともある。
この日はガスに巻かれることもなく千尋滝はその雄大な景色を見せてくれた。