桜食うヤクザル
撮影日:2009年3月23日
撮影データ:NikonD700+APO 150-500mm F5-6.3 DG OS HSM(焦点距離400mm)
ISO400 F8.0 1/500sec 三脚使用
荒川登山口からトロッコ軌道を一時間ほど歩いた先に、かつての屋久杉伐採の前線基地だった小杉谷事業所跡がある。大正期からその役割を終える昭和45年までの間、ここには最盛期540人もの人が暮らしていた。林業関係者は家族でここに住んだので、その子弟の為に小中学校も作られた。多いときは100名を超える生徒がそこで学んだ。
その小杉谷小中学校の跡地に生えるソメイヨシノが、丁度見ごろを迎えている。学校が役割を終えたとき、記念樹として植えられたものだと聞いた。およそ40年ほど前に植えられた、立派なソメイヨシノだ。
そしてそのソメイヨシノの花を、ヤクザルが食べていた。周囲のヤマザクラがつける花芽に比べ、ソメイヨシノのそれはあまりに立派過ぎる。当然ヤクザル達の注目を集めてしまうのだろう。おいしそうに食べていた。
注)上の写真は2009年3月23日に撮影されたものですが、今年(2010年)3月23日の時点でも花の開き具合はちょうど同じでした。その後確認に行っていませんが、先週末から入った寒波の影響で花は残っているのではないでしょうか?
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2008年4月6日更新
撮影日:2008年4月4日
撮影データ:CanonEOS40D+EF100-400mmF4.5-5.6L IS USM(焦点距離400mm)
ISO800 F5.6 1/180sec 手持ち撮影(4750)