メジロ
撮影日:2010年1月18日
撮影データ:NikonD700+APO 150-500mm F5-6.3 DG OS HSM(焦点距離500mm)
ISO400 F6.3 1/250sec 手持ち撮影
メジロ(目白)スズメ目メジロ科の鳥。体長12センチ前後でスズメよりは小さい。緑かかった暗褐色の羽を持ち、雌雄同色。目の周りの白い輪が特徴で名前の由来となっている。屋久島と種子島のものは「シマメジロ」という亜種で、くちばしの黄色が鮮やか。旧上屋久町の町鳥でもある。雑食だが花の蜜など甘いものが大好きで庭先にポンカンなど柑橘類を置いておくとついばみに現れる。
全国的に昔から良く飼われているが、飼うには許可が必要で、屋久島では1世帯につき1羽までと決められている。また許可無く捕獲・飼う・販売などした場合は鳥獣保護法により、1年以下の懲役、または100万円以下の罰金など厳しい処分がある。しかし密猟が後を絶たず島外への持ち出しも発生しているようで、屋久島空港で働く友人は警察と連携して水際で目を光らせていると言っていた。
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2008年2月20日更新
撮影日:2008年2月7日
撮影データ:CanonEOS40D+EF100-400mmF4.5-5.6L IS USM(焦点距離400mm)
ISO400 F5.6 1/1500sec 手持ち撮影
この日尾之間のペイタまでパンを買いに行ったついでにドライブがてら平内まで足を延ばした。途中県道沿いに菜の花をみつけ、車を止めて写真を撮ろうと近づくと、2,3羽のメジロが蜜を吸いに来ているのに気がついた。車から望遠ズームを持ってきて撮影する。菜の花の明るい黄色と緑の中に遊ぶ同系色のメジロ。目の周りの白い輪が際立ってとても美しかった。
また、屋久島では北側の宮之浦や小瀬田から南の尾之間や平内へ行くと一気に季節が変わる。北側はまだ冬の様相だが、南側は日が出るとポカポカと春の陽気だ。一周約130kmという小さな屋久島に二つの季節が同居する理由は、島の中央部に2000mに近い奥岳がそびえるためで、理想的な状態でフェーン現象が起こったと仮定すれば、風上となる島の北側と風下となる島の南側では10度ほど気温差が生じる。冬の支度で出かけた僕は、撮影しながら暑くて上着を一枚脱いだ。
参考
屋久島の野鳥ガイド P5
Wikipedia(メジロ)
広報かみやく No.645 P9
屋久町広報誌 杉の芽 No.482 P11
Wikipedia(フェーン現象)