ヒメキクタビラコ
撮影日:2009年9月24日
撮影データ:NikonD700+AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G ED(焦点距離60mm)
ISO200 F5.6 1/30sec 露出補正-0.5 三脚使用
ヒメキクタビラコ(姫菊田平子)山地の湿地に生える多年草。屋久島の高地にのみ特産する固有種とされているが、台湾高地産の種と同一とする見解もある。草丈3〜12センチ。頭花は直径0.5〜1センチほど、ふちに白、あるいはピンクの舌状花冠を持つ雌花、中心部に黄緑色の両性花がある。花期7〜9月。
今年の山岳部は花の様子がおかしい。この時期までシオガマやイッスンキンカなどが沢山残っている一方、ウメバチソウやツルリンドも咲き始めている。センブリの蕾も見つけた。夏が涼しかったので、夏の花が咲くタイミングを逸してしまったようだ。花の咲き具合にも勢いが無いように感じる。なんとなく、だらだら咲いている感じがする。季節にメリハリが無かったので、花も戸惑っているように感じた。
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撮影日:2007年10月24日
撮影データ:EOS-40D+EF-S60mmF2.8 マクロUSM(焦点距離60mm)
ISO100 F8.0 1/3sec 露出補正 -0.5 三脚使用
この花を撮影したくて、9月中旬から何度か山行を繰り返していたが、目を皿のようにして探しても出会うことが出来ず、時期を外してしまったと諦めていたのだが、ある場所でふっと沢筋を覗き込むと、小さな白い花が目に飛び込んできた。近づいてそれがヒメキクタビラコだと分かった時は飛び上がって喜んだ。
参考
山に咲く花―写真検索 (山渓ハンディ図鑑)P49
決定版 山の花1200-山麓から高山までP13
屋久島 高地の植物―世界自然遺産の島P21
屋久島・花の旅P197
花暦・花の旅P43