セッカ
撮影日:2009年3月1日
撮影データ:NikonD700+APO 150-500mm F5-6.3 DG OS HSM(焦点距離500mm)
ISO800 F11.0 1/500sec 手持ち撮影(トリミング)
セッカ/雪加(スズメ目/ウグイス科) 雌雄ほぼ同色。頭と背中に黒い斑紋がある。非繁殖期は草むらに住みそこからなかなか出てこないため、姿を見ることは稀。足をハの字にして草の茎に留まる習性がある。
小春日のような天気が続いた二月前半と打って変わり、二月後半はぐずぐずした天気が続いた。今年はこのまま出番なしか?と思った部屋のストーブも、時々スイッチが入る。
そんな中、四月発刊のある月刊誌の特写依頼が舞い込み、宿泊施設や店舗などへ出向いて、外観や料理・人物などの撮影を行っていた。30ページの屋久島旅特集ということで、もちろん自然風景を中心に写真を構成するのだが、旅の立寄り処としての店舗、宿泊先としてのホテル撮影が盛り込まれた。久々にストロボセットを持ち出してのロケ撮影。施設外観はスッキリしないお天気に悩まされているが、入稿日が決まっているので、その中で最善を尽くすしかない。
久々に晴れ間がのぞいた3月1日、それ!と機材を車に積んで撮影に出掛ける。普段の自然風景は相手の都合が最優先なのだが、店舗撮影も相手の都合とどう折り合いをつけながら撮影を進めるかが肝になる。でも相手が人間である分、多少融通を聞いて貰えるところがありがたい。人相手の撮影は大変な部分もあるが、そこには出会いがある。「こういうタイプの撮影も、やっぱり好きだな」と再確認した二月後半。この仕事ももう少しでアップする。
セッカは店舗撮影の待ち時間に休耕田の菜の花畑で撮影。店舗の撮影データの中に、こうした写真が紛れているのが、最近の僕のスタイル。
参考
日本の野鳥 (山渓ハンディ図鑑) P505
声が聞こえる!野鳥図鑑 P95
フィールドガイド 屋久島の野鳥 P92
屋久島の野鳥カイド P42