エツミ 縦位置L型ブラケット E-6082
NikonD700には色々便利な機能が搭載されているが、僕が頻繁に使っている機能の一つとして、内蔵の電子水準器がある。ライブビュー時にも表示可能で、三脚を使用した風景撮影の際、とても重宝している。
いままではアクセサリーシューに水準器を取り付けて使用していたが、オッチョコチョイの僕は、これまでに2つほど無くしてしまった。、内蔵だとそういう心配が無くありがたい。
また、そもそも水準器が必要か?という意見も聞かれるが、森の中の撮影は、様々な理由で平衡感覚が狂いやすい。縄文杉にしても、かなり傾いて立っており、冬場の撮影ではキチンと水平を出しておかないと、後で大きくプリントしたとき、樹上から垂れ下がるツララが真っ直ぐ下を向いていないなど、おかしなことになってしまう。そんなこともあり、僕は電子水準器を重宝している。
しかし、困った問題も起きた。電子水準器はアナログに較べて精密なので、調整に時間が掛かることだ。おおよそで使用しても問題はおきないが、どうも性格的にそれができない。そこでアングルを横から縦に切替えた時など、また時間を掛けて調整し直さなければ気が済まないのだ。しかしこれはストレスになる。何とか水平を出したまま、縦横を瞬時に切替えできないものだろうか?そこで、縦位置L型ブラケットを使用してみることにした。
横から見たところ。
エツミの縦位置L型ブラケット E-6082をそのままNikonD700に取り付けると、電池室の蓋が開かない。そこで僕は電池室の蓋にかかる部分を金切ノコでカットしてしまった。
また付属の固定ネジを外し、クイックシューの固定ネジも外し、径M6、ネジ部の長さ15mmのネジでクイックシューごとL型ブラケットをD700本体に固定してある。縦位置用のクイックシューは側面に開く真ん中のネジ穴に固定した。
横位置取り付け状態。
縦位置取り付け状態。
ほどんんど瞬時に切り替え可能。もちろん水平は狂わないし、ありがたいことに光軸もほとんどずれない。
ちなみにクイックシューはVelbon QRA-635L ブラック マグネシウム製 クイックシューを使用している。