リモートスイッチ RS-80N3
Canon RS-80N3 リモートスイツチであるが、そのままだとケーブルが長すぎて、スイッチそのものを手許に引き寄せるのに少々不便だと感じる。そこで僕は自分でケーブルを適当な長さに詰めて使っているのだが、折角なのでその工程を簡単に解説する。
なお、機材改造についてのお約束だが、この解説を参考にしたことにより、どんな不利益が発生しても、それについて僕は一切責任を負わない。改造を実施される場合は、各自の責任に於いて行ってください。また、機材に手を加えると、メーカー保証対象外になることも申し添えます。
1)ケーブルをカットする
カメラ側の端子から必要な長さにケーブルをカットする。ケーブルはスイッチ本体内で引き回す長さも考慮して、おおよそ280mmでカットした。ニッパーを使ってチョッキンと切った。
2)スイッチを分解する
スイッチ本体を分解する。裏面からプラスのネジ2本で固定されている。精密ドライバーがあると便利。ケーブルはスイッチ内部で半田付けされてるので、半田ごてを使って剥がす。
3)ストッパー部を分解する
ケーブルをスイッチ内部に引き込む場所は特に力が掛かるため、Cリング様の部品がストッパとしてはめられており、更にゴム部品を被せてある。ここからケーブルを引き抜くのは結構コツが要る作業である。
4)ケーブルの組み立て
ゴム部品にケーブルを通した後に、外したCリング様の部品を取り付け、ケーブルの皮膜を剥がして半田付けできるように加工する。Cリング様の部品はこの後、ゴム部品の中に入れ込むのだが、この作業もちょっとコツが必要である。
5)半田づけ
スイッチ内部にケーブルを引き回し、最初についていた場所にそれぞれの色のコードを半田づけしてゆく。一人で作業する時はセロテープでコードを固定しながら行うと半田付けはスムーズに行く。
6)組み立て
スイッチ裏面のカバーをネジ2本で留めて完成。ケーブルがこのくらいの長さだと、夜間の撮影などでも容易にスイッチを手許に引き寄せることができるので便利です。またカメラバッグの中でもかさばらないという利点もあります。