ヤクシマミツバツツジ
撮影日:2008年5月14日
撮影データ:CanonEOS40D+EF24-105mm F4L IS USM(焦点距離99mm)
ISO200 F4.0 1/350sec 露出補正-0.5 手持ち撮影
ヤクシマミツバツツジ(屋久島三葉躑躅/ツツジ属)屋久島山地の上部に分布するサイコクミツバツツジの変種。葉も花もサイコクミツバツツジより若干小さい。黒味岳山頂付近に多く分布し、山肌を鮮やかな紅に彩る。
写真は杉の樹に着生して見事な花を咲かせるヤクシマミツバツツジ。雨の多い屋久島では、このミツバツツジに限らず、杉などの樹冠に別の植物が生育する着生という現象が見られる。植物の生育には絶対条件として光が必要なので、杉などの樹冠で育つことができれば有利になる。しかし通常は光の他に絶対条件として必要な水分を得ることができないので、この理論は成り立たないのだが、屋久島の湿潤な気候がそれを可能にしている。
参考
樹に咲く花―合弁花・単子葉・裸子植物 (山渓ハンディ図鑑) P65
屋久島 高地の植物―世界自然遺産の島 P69