シカだらけ
撮影日:2008年1月19日
撮影データ:CanonEOS40D+EF-S17-85mmF4.5-5.6 IS USM(焦点距離30mm)
ISO800 F5.6 1/30sec 露出補正-0.5 手持ち撮影
この日、高塚小屋に差し掛かると三頭のヤクシカが視界に入った。よく見ると離れたところにもう二頭いる。そしてそのそばに更に二頭。僕もよくヤクシカの写真を撮るが、計七頭のヤクシカが同じフレームに収まったカットは初めてだ。まさにシカだらけ、という感じ。
冬の山を歩くと本当に良くシカに出会う。これは夏場など、観光客の入り込みが増えるハイシーズンに比べ、より顕著だ。昨年11月にあったヤクシカシンポジュウムで矢原徹一教授が「林内でもシカは増えている。またその裏づけとして糞量調査を行った。目撃数が少ないのは、林内のシカは敏感なので、人を怖れて姿を見せないのだ」と言っていた。人の入り込みがまばらになる冬季によくシカを見かけるのは、この考察の裏づけになるようにも思った。