05)原生林歩道(白谷雲水峡)
撮影日:2006年7月8日
撮影データ:CanonEOS20D+EF-S10-22mmF3.5-4.5USM(焦点距離16mm)
ISO100 F11.0 5sec 露出補正-1.3 ND-8フィルター・三脚使用
出力データ: EPSON PX-5500 PICTORICO HI-GLOSS( A3ノビ)
白谷雲水峡には幾つかの周遊コースが用意されていて、この深い原始の森を見ることができる。「原生林歩道」のコースは、一周約3時間の本格的な登山道を通るコース。見るもの全てが緑のコケに覆われ、ある種の不気味ささえ漂う。木々の間からこだまの声が聞こえてきそうだった。
デジタル1眼レフカメラはフイルムを使う銀塩カメラと基本的な構造は同じだが、銀塩カメラのフイルムにあたる部分を撮像素子という電子デバイスに置き換えている。その影響で、あまり絞り込むと全体に画が眠くなる傾向がある。
川の水を優雅に流れるように撮るためには、長い時間シャッターを開けておく必要があるのだが、今回僕はそのためにNDと呼ばれる減光フィルターを使用している。ND-8は絞り3段分の減光効果が得られる。
昨年も同じ場所で撮影をやったが、森の様子は明らかに変わっていた。
森の変化と同じように、自分の撮影スタイルも時とともに変化させてゆきたい。デジタル撮影を選択しているのも、そうした思いがあるからだ。