縄文杉(鹿児島県)
![](http://fotoguide.jp/wp-content/uploads/2024/12/002_DSC2272.jpg)
樹齢約2000年〜7200年/樹高24.5m/幹周16.4m
ILCE-7RM4+SEL24105G
推定樹齢2000年以上とされる縄文杉が太平洋から昇った朝日に照らされて黄金色に輝く。高塚山の1300m付近にて(鹿児島県 屋久島)。
縄文杉(鹿児島県)
僕がこの杉を初めて撮影したのは2003年10月7日だった。宮之浦岳の登頂が目的で行った縦走の二日目、大雨の中を荒川に下山する途上だった。今はもう無くなってしまったが、当時はもう少し近い位置に展望デッキがあり、今とは違うアングルの写真が撮れた。
このアングルで撮影できるようになった北デッキは、元のデッキを撤去した2017年に新設された。ただし、見る距離は少し離れることになった。
このように、最近の20年の間にも、この杉を取り巻く状況にも色々変化があった。それは現実に目で見える角度というわかり易いものから、それを見る人々の心の内というわかり難く曖昧なものまで様々だ。
しかし、僕が見てきたこの20年の間、肝心の縄文杉そのものにはいささかの変化も無かったように思う。屋久島に住んで、それを記録できていたこの20年間は、本当に幸せな時間だったと思う。