武雄の大楠(佐賀県)
樹齢約3000年/樹高約30m/幹周18.5m
ILCE-7RM4+SELP1635G
武雄神社は主祭神と相殿神の五柱を総じて武雄大明神とし御船山の山麓に鎮座す。その境内に悠然と立つ大楠は根元の空に天神が祀られている(佐賀県 武雄神社)。
武雄の大楠(佐賀県)
2023年の年末に行った北部九州ロケで立ち寄った。軍艦島、稲佐山、被爆楠、亀山社中、思案橋ラーメン、吉野ヶ里遺跡、七ツ釜、唐津城、重文旧高取邸などを回った中で武雄の大楠も立ち寄った。
現場に行ってみて圧倒された。上空に向かって大きく枝を張り出したその様は、屋久島の縄文杉を彷彿とさせる。空になった基部に祠が見えたが、その様も含めての神々しさは強く印象に残った。ただ訪問したのが12月であったことから枝葉の色に勢いがなく、くすんで写ったのが残念だった。
結局諦めきれず、2024年の7月に再撮に行った。このときは他に、川古の大楠、八村杉、蒲生の大楠なども回った。鹿児島起点でレンタカーを駆って約20時間で750km走破した。
大変なロケだったが行った価値はあった。「天と地をつなぐ」というタイトルをイメージさせる写真が撮れたと思う。